GOURMET

先月、北大路 魯山人の「春夏秋冬 料理王国」がちくま文庫と中公文庫から発売。

初版は昭和30年代で、一度廃刊になった本が初の文庫化だそうです。

同じ月に同一作品が発売されるとは珍しいケースですね。

どっちにするか迷ったが、お茶漬けの味という章が多いので、ちくま文庫版を購入。

以前から気になってた美食家である魯山人の料理についてのエッセイ。

いろんな料理について、食べ方、味わい、思い出を語ってます。

特にオオサンショウウオ料理を賞味したお話は興味深かったです。

山椒魚はすっぽんのアクを抜いたようなすっきりした上品な味。との事。

特別天然記念物に指定された現在では味わえないけど、、、。

間違いなく珍味なのでしょう。

魯山人の料理哲学、料理を通じた人生観、とても面白い内容の本でした。

そういえば、グルメ漫画「美味しんぼ」の海原雄山は彼がモデルらしいですね。